2017年08月31日

マンガプレゼンター塩原 第2話 城之内、死す

マンガプレゼンター塩原!前回までのあらすじ!


「というわけで、オススメの漫画を教えて」


「あ〜〜?聞こえんなぁ〜〜」


鬼の哭く街カサンドラ!

この街でオススメ漫画を聞いて生きて帰れたものは、いない!!

友人Aは獄長シオグルの蒙古覇極道を破り、カサンドラ伝説に打ち勝つことが出来るのか!

怒涛の第2話、スタぁーーーーーートぉぅ!




オススメの漫画を教える、というのは難しい。


例えばその言葉の通りに、馬鹿正直に僕のオススメ、僕の"好きな"漫画を勧めたところで、楽しんでもらえる確率は7割がいいとこであろう。山田太郎の明訓高校時代の通算打率程度である。しかもこれが漫画初心者に対してとなれば、その数字は更にググッと下がり良くて.387(これはオリックス最終年のイチr)と言ったところか。

(注釈をつけるのも馬鹿馬鹿しいが、もちろん数字は根拠レス)

つまり.613の確率で、彼女は漫画を読むことを諦め、絶望し、今度こそ2度とそのページをめくることはなくなるであろう、ということである。

かなり大袈裟に書いたが、それ程この「最初の入り口」というのは大事なのである。





演劇も然り。

もっと詳しいジャンルであっても。自分の畑の話でさえ、そう簡単にはいかないと思う。

舞台を観たことがない友人に

「オススメの演劇、教えて」

と言われて、ノータイムで答えるというのは容易ではない。

じゃあ、僕が出てるやつを観に来てよ、となってしまうわけである。そりゃあオススメですよ。

話は逸れたが。





ヴィレヴァンにでも出向いて、この棚から好きなのを選びな!と言えば、まぁまぁの確率でヒットする、という相手ではそもそもないのだ。

30年、ほとんど漫画を読んだことのない相手に対して、レア漫画ディガーの皆さんが掘り起こした珍なる一品を提示してもしょうがない。


となるとやはり、王道か。


ジャンプ、マガジン、サンデーなどの大手少年誌や、手塚、赤塚、藤子ら巨匠の作品。誰でも知っている有名作が望ましい。

色々と候補はあったが、ここはひとつ、僕がこの世で一番大好きな漫画を勧めてみようじゃないか。

そこで最初に名前が思い浮かんだのが


SLAM DUNK

(全31 19901996 週刊少年ジャンプ 井上雄彦)


累計発行部数2億弱を誇る、言わずと知れた大ヒットバスケ漫画。

わざわざ僕がここで説明する必要はないであろう、超×3有名漫画である。

大して漫画好きでもない僕がわざわざ全巻揃えているのだから、それはもう有名作でしょう。

本作のヒロイン、晴子さんの問い

「バスケットは…お好きですか?」

に対する答えが、まさか最終31巻で回収されるとは、当時思ってもいませんでした。

中学時代、御多分に漏れず、僕もこの漫画の虜となった。今でも家の本棚に鎮座する赤い31冊は、僕の人生のバイブルでもある。


しかし、この選択が如何に安易で甘いものであったかということを、この時の僕はまだ知らなかった……




←to be continued



posted by しーおー at 00:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

マンガソムリエ…いや、マンガプレゼンター塩原!〜そんなに漫画好きでもないのに〜 その1

こんにちは塩原俊之です。


先日、同世代の友人とお茶をしていたが、彼女のとある発言に驚いた。


「この30年、漫画というものをほとんど読んだことがない」

「何度か挑戦してみたが、途中で諦めてしまう」


クマやオオカミの類に育てられたならいざ知らず、この漫画大国日本において漫画に触れずに育っただと。いやしかし待てよ、確かにクラスにそういう子の一人や二人はいた、それほど珍しいことではない。むしろ自分が驚いてるのは、彼女が所謂「文化系」の人間なのに、というところだ。乱暴な言葉で括ってしまうが文化系彼女は映画も舞台も沢山観るし、これは憶測の域を出ないが恐らくドラマや小説の類も見ているだろう、そんな気がする。そして何より彼女は演出家であり劇作家でもある。漫画というエンタテイメントを吸収することが出来れば、演出家としての何かしらの糧になるだろう。


「というわけで、オススメの漫画を教えて」


きた。


「人はいずれ死ぬのに、何故生きるの?」

と同レベルの難しい質問だ。

オススメの漫画。

もはや哲学の域に達している。

回答者が漫画好きの方や文化リテラシの高い方ならば、そう難しくない質問かもしれない。

ノータイムでベストアンサーだ。

しかし俺は誰だ?

塩原さんだぞ?

文化リテラシはおろか未だに服を着て生活することに疑問を持ち続けているスマホを持った原始人だぞ?

しかし諦める訳にはいかない。

おう。俺は塩原。あきらめの悪い男……(パツンッ


これは余談ではあるが塩原は以前、一年ほど漫画喫茶でバイトをしている時期があった。

余りにもヒマなのでずっと漫画を読んでいたのだが、半年位で飽きてしまった。

そう、俺はそんなに漫画が好きでもないし詳しくもない。ごくごく平凡だ。


そしてその漫画喫茶で最後に読んだのは恐らく彼岸島だ。

ここで

「彼岸島マジオススメ」

とか言ってみろ。

確実に彼女は今後一生漫画を読むことはなくなるだろう。

48日後マジおもしろい!」

という未来は、あまり見えない。

(彼岸島好きです



これは中々の大仕事。

【このマンガがすごい!】で取り上げられている様な漫画ではきっとダメだ。ある程度漫画を読んだことがある方に評価されている漫画よりも、漫画というものに初めて触れる、そう、子供の鑑賞にも耐えうる様な作品でなければ。

これは塩原の個人的な考えだか、今でこそ漫画やアニメは大人も楽しめるエンタテイメントではあるが、やはり原則として、まだ読解力や批評感が未熟で、かつ感受性の豊かな少年少女にこそ楽しんでもらえ、その人の心の中に何かを残し、考える力も育めるような作品でなければとも思う。いやそこまで高尚でなくとも良いが、彼女に勧めるのであればその辺も考えたいところだと思った。


果たして塩原は彼女にオススメの漫画を紹介することが出来るのか!この記事は長くなりそうなので3つにわけるぜ!


次回「城之内 死す」

絶対見てくれよな!

posted by しーおー at 00:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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